平和への思い胸に追悼 広島市内各地で慰霊祭
24年8月6日
原爆の日を前に5日、広島市内各地で慰霊祭が営まれた。
市は原爆死没公務員追悼式を市役所の慰霊碑前で開催。遺族や職員たち計187人が参列し、原爆で亡くなった市職員や市議たち計455人を弔った。入庁間もない義姉を亡くした今谷敏江さん(84)=安佐南区=は「今も世界で戦争が続いて胸が痛む」と花を手向けた。
中区の元安橋東詰めでは「原爆犠牲ヒロシマの碑」の碑前祭があり、県内外の小中高生約170人が参列した。井口高2年柳原雪乃さん(16)が、ロシアによるウクライナ侵攻など世界情勢に触れ「危機感を持って真の平和について考えるべき時だ」とアピール。代表者たちが、昇天する犠牲者の魂を表現したブロンズ像に折り鶴を添えた。
ほかに、原爆犠牲建設労働者・職人の碑慰霊祭や市水道局の追悼式もあった。(川上裕、野平慧一)
(2024年8月6日朝刊掲載)
市は原爆死没公務員追悼式を市役所の慰霊碑前で開催。遺族や職員たち計187人が参列し、原爆で亡くなった市職員や市議たち計455人を弔った。入庁間もない義姉を亡くした今谷敏江さん(84)=安佐南区=は「今も世界で戦争が続いて胸が痛む」と花を手向けた。
中区の元安橋東詰めでは「原爆犠牲ヒロシマの碑」の碑前祭があり、県内外の小中高生約170人が参列した。井口高2年柳原雪乃さん(16)が、ロシアによるウクライナ侵攻など世界情勢に触れ「危機感を持って真の平和について考えるべき時だ」とアピール。代表者たちが、昇天する犠牲者の魂を表現したブロンズ像に折り鶴を添えた。
ほかに、原爆犠牲建設労働者・職人の碑慰霊祭や市水道局の追悼式もあった。(川上裕、野平慧一)
(2024年8月6日朝刊掲載)