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EU駐日大使が松井市長と面会 平和に向け協力訴え

 欧州連合(EU)のジャンエリック・パケ駐日大使が6日、平和記念式典に参列後、広島市役所で松井一実市長と面会した。「ロシアとの対話が難しく中国も核兵器を増強する中、平和に向け政治家と市民が協力する必要がある」と訴えた。

 パケ大使はEUのノーベル平和賞受賞(2012年)に触れ「平和が世界で確立されると思ったが、今は別の状態になっている」と懸念。松井市長は「核兵器保有国が互いに疑心暗鬼になる中、EUが機能するのがとても重要」と応じた。

 また、パケ大使は式典に初参列したといい「被爆の記憶を伝え続けるのが大切だ」と強調。芳名録には「何を二度と起こすべきではないかを理解させてくれた」などと記した。

(2024年8月7日朝刊掲載)

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