原爆の日 登校し平和学習 広島大付属小 黙とうや詩の朗読
24年8月7日
広島大付属小(広島市南区)は6日、初めて原爆の日を登校日として平和学習に取り組んだ。遠方から通う児童も多く、これまでは家庭で原爆について考える日としていたが、戦争や紛争が絶えない国際情勢を受けて変更。全校児童約380人がともに平和の大切さを学んだ。
児童はテレビで平和記念式典の中継を見て午前8時15分に黙とう。全校集会では、詩集「原子雲の下より」に収録された小学生の作品「げんしばくだんがおちると ひるがよるになって 人はおばけになる」を朗読した。
5、6年生は長崎大付属小などとのオンラインでの平和交流の様子を報告。集会後、5年の森田夏帆さん(11)は「今日は平和について同級生の意見を知ることができた」と話した。同じく5年三保陽真さん(10)は「戦争を起こさないために何が出来るか考えたい」と受け止めていた。
永田良太校長(50)は「長崎出身の私にとっても6日と9日は特別な思いがある。身近に平和を考える体験として子どもたちの記憶に残れば」と願った。(山本真帆)
(2024年8月7日朝刊掲載)
児童はテレビで平和記念式典の中継を見て午前8時15分に黙とう。全校集会では、詩集「原子雲の下より」に収録された小学生の作品「げんしばくだんがおちると ひるがよるになって 人はおばけになる」を朗読した。
5、6年生は長崎大付属小などとのオンラインでの平和交流の様子を報告。集会後、5年の森田夏帆さん(11)は「今日は平和について同級生の意見を知ることができた」と話した。同じく5年三保陽真さん(10)は「戦争を起こさないために何が出来るか考えたい」と受け止めていた。
永田良太校長(50)は「長崎出身の私にとっても6日と9日は特別な思いがある。身近に平和を考える体験として子どもたちの記憶に残れば」と願った。(山本真帆)
(2024年8月7日朝刊掲載)