×

ニュース

マツスタに平和の赤い光 原爆ドームと同じ高さ25メートルの内野2階席上段 カープ、初のピースライン

 広島東洋カープは6日、マツダスタジアム(広島市南区)で光を点灯させて平和を祈る「ピースライン」を初めて実施した。見学した選手たちは野球ができる幸せをかみしめた。

 原爆ドーム(中区)と同じ高さ25メートルの内野2階席上段に、赤色のライト135個を設置。午後7時から約2時間、点滅させたり順番に点灯させたりして、とうろう流しやろうそくの火を表現した。

 若手の3選手と球団職員が参加。北海道岩見沢市出身の斉藤優汰投手(20)は「原爆のことは学校で習ってきたけど、広島で生活し改めて特別な日だと感じた」と静かに見つめていた。

 14日のDeNA戦(マツダ)は、今年で17回目となる「ピースナイター」として開催する。(中川晃平)

(2024年8月7日朝刊掲載)

年別アーカイブ