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核兵器廃絶 中高生が連携 広島・沖縄 きょうから街頭署名

■記者 滝川裕樹

 広島や沖縄の中高校生たちが25日、核兵器の廃絶を求める街頭署名活動を本格的に始める。今年の目標は5万人分。米ニューヨークで来年5月に開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議に出席する広島市の秋葉忠利市長に託し、国連に届ける。

 広島女学院高(広島市中区)崇徳高(西区)広島音楽高(同)盈進高(福山市)沖縄尚学高(那覇市)の生徒約30人が24日、広島市役所で会見して協力を呼び掛けた。

 広島音楽高2年迫地柚香さん(16)は「広島の声を世界に届けたい」。沖縄尚学高2年金城さきさん(16)は「地上戦で大きな被害を受けた沖縄からも平和活動に参加したい」と抱負を語った。

 署名活動は2年目で昨年は約4万人分を集めた。今年は交流のある全国の約160校にも要請する。

(2009年7月25日朝刊掲載)

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