コソボ駐日大使 広島市長と面会 「原爆被害知るのは義務」
24年8月8日
広島市の平和記念式典に参列したコソボのサブリ・キチマリ駐日大使(56)が7日、市役所で松井一実市長と面会した。「原爆犠牲者に何が起こったのかを知るのは大使としての義務だ」と語った。
旧ユーゴスラビア、セルビアの自治州だったコソボは、紛争を経て2008年に独立を宣言。セルビアは認めておらず、対立が続く。キチマリ大使は「日本はいち早く国として承認してくれ、友好国の一つだ」と述べた。松井市長は「コソボの新たな展開に期待したい」と応じ、同席したコソボ国内の市長2人に平和首長会議への加盟を促した。
キチマリ大使は5日に原爆資料館(中区)を見学したといい、面会後には芳名録に「原爆犠牲者と両都市・政府の協力関係に敬意を表する」などと記した。
(2024年8月8日朝刊掲載)
旧ユーゴスラビア、セルビアの自治州だったコソボは、紛争を経て2008年に独立を宣言。セルビアは認めておらず、対立が続く。キチマリ大使は「日本はいち早く国として承認してくれ、友好国の一つだ」と述べた。松井市長は「コソボの新たな展開に期待したい」と応じ、同席したコソボ国内の市長2人に平和首長会議への加盟を促した。
キチマリ大使は5日に原爆資料館(中区)を見学したといい、面会後には芳名録に「原爆犠牲者と両都市・政府の協力関係に敬意を表する」などと記した。
(2024年8月8日朝刊掲載)