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折り鶴作って平和願う 邑南の児童 原爆被害聞き入る

 邑南町の児童が原爆の悲惨さや平和について学ぶイベントが7日、同町の矢上交流センターであった。みんなで折り鶴にメッセージを添え、悲劇が繰り返されないように願った。

 矢上小の児童クラブのメンバー約50人が参加。広島市の原爆資料館に展示されている三輪車や、やけどを負った被爆者の写真などの映像を見て、被害状況をクイズ形式で学んだ。

 広島市西区出身で浜田市の県立大平和サークル「ピース・ライン」代表の網崎百花さん(22)が、戦後も家族たちが後遺症などで苦しんだことを紹介すると、子どもたちは真剣な表情で聞き入っていた。

 同町の矢上高の地区交流イベントの一環。同小3年大羽縁さん(9)は「本で読んだ以上に戦争は怖いと思った。被爆者の話を家族や友だちに伝えたい」と話していた。(山下悟史)

(2024年8月8日朝刊掲載)

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