広島・長崎の原爆記録 35ミリフィルム上映 あす広島
24年8月9日
広島市中区の市映像文化ライブラリーは10日、記録映画「広島・長崎における原子爆弾の影響」を35ミリフィルム上映する。原爆被害の実態を調査するため学術調査団に同行した撮影隊が1945年9月から撮影したが、翌年完成した映画は米国側に接収され、長年にわたり「幻の原爆映画」と呼ばれた作品だ。
67年に16ミリフィルムが日本に返還され、短縮版が公開された。さらに82年にノーカット版、96年には日本語吹き替えノーカット版が上映された。
同ライブラリーは2009年、米国立公文書館が所蔵する35ミリフィルムを原版とし、複製用のデュープ・ネガと上映用プリントを作成し、初めて日本語字幕を付けて収蔵した。「46年の映画完成時の全容を鑑賞できる完全版」としている。
164分。広島編81分を上映後、10分休憩し、長崎編83分を上映する。午前10時半と午後3時の2回。510~250円。25歳以下無料。☎082(223)3525。(渡辺敬子)
(2024年8月9日朝刊掲載)
67年に16ミリフィルムが日本に返還され、短縮版が公開された。さらに82年にノーカット版、96年には日本語吹き替えノーカット版が上映された。
同ライブラリーは2009年、米国立公文書館が所蔵する35ミリフィルムを原版とし、複製用のデュープ・ネガと上映用プリントを作成し、初めて日本語字幕を付けて収蔵した。「46年の映画完成時の全容を鑑賞できる完全版」としている。
164分。広島編81分を上映後、10分休憩し、長崎編83分を上映する。午前10時半と午後3時の2回。510~250円。25歳以下無料。☎082(223)3525。(渡辺敬子)
(2024年8月9日朝刊掲載)