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終戦の日 核なき世界へ鐘響け 平和公園で高校生ら集い

 終戦の日の15日、平和記念公園(広島市中区)の平和の鐘を鳴らし、不戦や核兵器のない世界を願う集いがあった。高校生たち約80人が参加し、戦争や米軍による原爆投下の犠牲者を悼んだ。

 生徒3人がスピーチをした。広島大付属高2年の内田礼夢(らいむ)さん(17)は「平和を得られている今につながる過去に思いをはせ、歴史を継承していく」と力を込めた。同校1年の山代夏葵(なつき)さん(15)は被爆証言を聞いた経験に触れ、「原爆で命を落とした人や、今も愛する人を失い苦しんでいる人を思い、鐘を鳴らしたい」と英語で語った。続いて全員で黙とうし、順に鐘を突いた。

 広島ユネスコ協会が主催し、2000年から続ける。ノートルダム清心中高生による、平和の大切さなどを題材にした合唱もあった。(下高充生)

(2024年8月16日朝刊掲載)

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