東京で基町高生「原爆の絵」 パネル展 09~21年の33点
24年8月16日
基町高(広島市中区)の生徒が被爆者から悲惨な体験を聞き取って描く「原爆の絵」のパネル展が、東京都千代田区の東京交通会館2階のギャラリーで開かれている。17日まで。
創造表現コースの生徒が手がけた2009~21年のパネル33点が並ぶ。炎の中で目を見開いて叫ぶ女の子や元安川(中区)に浮かんだ遺体を竹棒で収容する兵士の絵に、制作した生徒と体験を語った被爆者のコメントを添えている。被爆翌日に亡くなった男の子が身に着けていた服も展示している。
14日に訪れた長崎県諫早市東京事務所の職員平吉敦さん(57)=東京=は「高校生が被爆者の体験と向き合って描いているのが伝わる。継承の在り方として素晴らしい」と話した。
作家井伏鱒二の小説「黒い雨」を通じて平和の尊さを訴える広島県神石高原町の市民団体の主催で、都内開催は6年連続。500円。小学生以下と障害者は無料。(宮野史康)
(2024年8月16日朝刊掲載)
創造表現コースの生徒が手がけた2009~21年のパネル33点が並ぶ。炎の中で目を見開いて叫ぶ女の子や元安川(中区)に浮かんだ遺体を竹棒で収容する兵士の絵に、制作した生徒と体験を語った被爆者のコメントを添えている。被爆翌日に亡くなった男の子が身に着けていた服も展示している。
14日に訪れた長崎県諫早市東京事務所の職員平吉敦さん(57)=東京=は「高校生が被爆者の体験と向き合って描いているのが伝わる。継承の在り方として素晴らしい」と話した。
作家井伏鱒二の小説「黒い雨」を通じて平和の尊さを訴える広島県神石高原町の市民団体の主催で、都内開催は6年連続。500円。小学生以下と障害者は無料。(宮野史康)
(2024年8月16日朝刊掲載)