×

ニュース

長崎原爆の日 平和願い「鐘」 東広島

 米軍による長崎への原爆投下から79年となった9日、平和の鐘を鳴らす集会が東広島市八本松町の妙徳寺であった。同市の東広島ユネスコ協会が昨年から始め、2回目。会員や地域住民たち約20人が参加した。

 同協会の西本博之理事はあいさつで「世界各国で紛争が起き、核兵器使用の懸念も高まっている。平和への願いを込めて鐘を突き、戦争のない社会を考える機会にしてほしい」と話した。

 その後、近くのみょうとくこども園の年長15人も加わり、広島や長崎の原爆死没者を追悼し世界平和への願いを込めて次々に鐘を響かせた。被爆者で同協会副会長の飯田国彦さん(82)は「平和文化の浸透と核兵器廃絶を両輪に進めていかなければいけない。鐘を鳴らす運動を市内でも広げたい」と話していた。(石井雄一)

(2024年8月10日朝刊掲載)

年別アーカイブ