呉の大和ミュージアム 休館中の仮展示 新たに実物大の零式観測機 来年2月からビュー・ポートで 大和の模型も移設
24年8月17日
呉市は、2025年2月から大和ミュージアム(宝町)がリニューアル工事のため休館する対策として、近くのビュー・ポートくれ(中通)で開く仮展示室「大和ミュージアムサテライト」の展示内容を明らかにした。新たに製作する零式観測機の実物大レプリカや戦艦大和の100分の1模型などを並べる。(栾暁雨)
ビュー・ポートくれ1階の約400平方メートルで、大和ミュージアムが休館する25年2月から26年3月まで開館する予定。零式観測機はメインの展示で、全長9・5メートル、幅11メートル、高さ4メートル。フロート(浮舟)を装備した2人乗り複葉機で、大和に搭載され、偵察や着弾の観測などを担った。展示は国内初という。
大和ミュージアム1階にある全長約2・6メートルの大和の100分の1模型も移設する。パネル展示もし、大和や長門、赤城など呉海軍工廠(こうしょう)で建造された艦船について解説。図面を閲覧できる端末装置や大和関連グッズを販売するミュージアムショップも設ける。
展示品の数はこれから詰める。赤れんが倉庫を活用した澎湃(ほうはい)館(昭和町)にも展示品の一部を置く。
大和ミュージアムの23年度の入館者数は約80万人で、市の観光集客を引っ張ってきた。リニューアルについて、市は当初、今年10月に館内工事を始め、開館20周年の25年度中のオープンを目指していた。だが部品調達に時間がかかるなどして着工が遅れ、オープンは26年4月にずれこむ見込み。
仮展示室の開館時間は午前9時~午後6時。観覧料は一般500円。
(2024年8月17日朝刊掲載)
ビュー・ポートくれ1階の約400平方メートルで、大和ミュージアムが休館する25年2月から26年3月まで開館する予定。零式観測機はメインの展示で、全長9・5メートル、幅11メートル、高さ4メートル。フロート(浮舟)を装備した2人乗り複葉機で、大和に搭載され、偵察や着弾の観測などを担った。展示は国内初という。
大和ミュージアム1階にある全長約2・6メートルの大和の100分の1模型も移設する。パネル展示もし、大和や長門、赤城など呉海軍工廠(こうしょう)で建造された艦船について解説。図面を閲覧できる端末装置や大和関連グッズを販売するミュージアムショップも設ける。
展示品の数はこれから詰める。赤れんが倉庫を活用した澎湃(ほうはい)館(昭和町)にも展示品の一部を置く。
大和ミュージアムの23年度の入館者数は約80万人で、市の観光集客を引っ張ってきた。リニューアルについて、市は当初、今年10月に館内工事を始め、開館20周年の25年度中のオープンを目指していた。だが部品調達に時間がかかるなどして着工が遅れ、オープンは26年4月にずれこむ見込み。
仮展示室の開館時間は午前9時~午後6時。観覧料は一般500円。
(2024年8月17日朝刊掲載)