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盆期間の騒音 激減46回 岩国基地周辺 昨年の3分の1

 岩国市は19日、盆期間(13~16日)の米軍岩国基地周辺での航空機騒音の測定状況をまとめた。基地南北での70デシベル以上の騒音回数は計46回で、昨年の約3分の1だった。

 市基地政策課によると、内訳は基地北側の川口町で24回、南側の尾津町で22回だった。昨年は空母艦載機の移転が完了した2018年以降で最多の140回だったが、大きく減った。市への騒音苦情は38件だった。

 盆期間の米軍機や自衛隊機の飛行を巡っては、市と国、米軍岩国基地などでつくる岩国日米協議会が「13日から16日までは飛ばないようにする」と確認している。市も自粛を要請している。

 同課によると、盆期間の前週と前々週の同じ曜日の4日間と比べると、期間中の騒音回数は半数以下に減っていたという。同課は「可能な限りの配慮をした上で、不可欠な運用だったのだろうと受け止めている」とした。(長久豪佑)

(2024年8月20日朝刊掲載)

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