戦没者悼み平和へ誓い 東広島
24年8月21日
東広島市の戦没者追悼式が20日、同市黒瀬町の黒瀬生涯学習センターであった。遺族たち約190人が犠牲者をしのび、平和への思いを新たにした。
参列者は黙とうの後、献花台に白い花を手向けた。遺族代表の林興一郎さん(81)=河内町戸野=は、硫黄島で戦死した父を思い「今の私があるのは戦地で散った父、戦後苦労した母や周囲の支えのおかげ」と語った。
子ども平和メッセージとして、造賀小6年森廣歌月さん(11)が「広島で起きたことを学び、正しく伝え、今の平和を守っていく」と誓った。
参列した造賀小の3~6年の児童35人は式後、市遺族連合会会長の腰本直治さん(81)=高屋町造賀=の講話を聞いた。腰本さんは、中国・上海で戦病死した父や戦後の苦労などについて話した。その上で「相手を思いやり、違いを認めて尊重することが平和につながることを忘れないでほしい」と力を込めた。(石井雄一)
(2024年8月21日朝刊掲載)
参列者は黙とうの後、献花台に白い花を手向けた。遺族代表の林興一郎さん(81)=河内町戸野=は、硫黄島で戦死した父を思い「今の私があるのは戦地で散った父、戦後苦労した母や周囲の支えのおかげ」と語った。
子ども平和メッセージとして、造賀小6年森廣歌月さん(11)が「広島で起きたことを学び、正しく伝え、今の平和を守っていく」と誓った。
参列した造賀小の3~6年の児童35人は式後、市遺族連合会会長の腰本直治さん(81)=高屋町造賀=の講話を聞いた。腰本さんは、中国・上海で戦病死した父や戦後の苦労などについて話した。その上で「相手を思いやり、違いを認めて尊重することが平和につながることを忘れないでほしい」と力を込めた。(石井雄一)
(2024年8月21日朝刊掲載)