被爆前後を疑似体験 VRゴーグル貸し出し 広島市、無償で自治体や学校に
24年8月22日
広島市は、被爆前後の市街地の様子を疑似体験できる仮想現実(VR)ゴーグルの無償貸し出しを始めた。核兵器廃絶に関する取り組みを催す国内の自治体や学校、企業などを対象とする。来年の被爆80年に向けた事業の一環。
VR映像は5分間で、被爆前の中島地区や被爆後の元安川付近と相生橋の様子をCGで再現している。その場にいるような臨場感のある情景が映し出され、360度見渡せる。説明の音声がゴーグルから流れ、日本語や英語など6カ国語に対応する。
希望者は事前に市平和推進課で貸し出し状況を確認した上で、申請書を出す。受け取りか配送を選べ、送料は自己負担。
ゴーグルはフジタ(東京)が開発。ツアーで使っている旅行会社たびまちゲート広島(広島市中区)から市が本年度に10台を借り上げ、原爆展などで活用している。同課は「被爆の記憶を継承するとともに、広島を訪れ、平和を考えるきっかけにしてほしい」としている。同課☎082(242)7831。(野平慧一)
(2024年8月22日朝刊掲載)
VR映像は5分間で、被爆前の中島地区や被爆後の元安川付近と相生橋の様子をCGで再現している。その場にいるような臨場感のある情景が映し出され、360度見渡せる。説明の音声がゴーグルから流れ、日本語や英語など6カ国語に対応する。
希望者は事前に市平和推進課で貸し出し状況を確認した上で、申請書を出す。受け取りか配送を選べ、送料は自己負担。
ゴーグルはフジタ(東京)が開発。ツアーで使っている旅行会社たびまちゲート広島(広島市中区)から市が本年度に10台を借り上げ、原爆展などで活用している。同課は「被爆の記憶を継承するとともに、広島を訪れ、平和を考えるきっかけにしてほしい」としている。同課☎082(242)7831。(野平慧一)
(2024年8月22日朝刊掲載)