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加藤友三郎の銅像 復帰報告 顕彰会 サカスタ完成で「ひろパ」に戻る

 大正時代に広島出身で初めて首相を務めた加藤友三郎氏の「銅像復帰報告祭」が24日、広島市中区のホテルメルパルク広島であった。市中央公園(中区)にあった銅像は県外移設を経て、公園内に今月開業したひろしまスタジアムパークに戻って来た。

 NPO法人加藤友三郎顕彰会が主催し、約70人が出席。宮司が祝詞を上げた後、顕彰会の土肥博雄理事長(79)=南区=たちが玉串をささげた。続く懇親会で土肥理事長は「銅像はサッカースタジアムを訪れるたびに見られる格好の場所にある。功績が広く知れ渡るように願う」とあいさつした。

 銅像の高さは、台座などを含めて約4・5メートル。2008年から中央公園にあったが21年9月から、スタジアムの建設に伴って移していた。加藤元首相が海軍兵学寮の学生時代、広島出身者で初めてフットボールに触れたという逸話の紹介パネルも銅像近くに置いている。(口元惇矢)

(2024年8月25日朝刊掲載)

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