「原爆一号」夫妻の歩み 中区 営んだ土産物店を再現
24年8月24日
原爆の悲惨さを訴え続けた亡き被爆者の吉川清さん、生美さん夫妻の歩みを通じ、平和を考える催しが23日、平和記念公園(広島市中区)のレストハウスで始まった。25日までで無料。
原爆ドームそばで夫妻が営んだバラック建ての土産物店を、美術家の原仲裕三さん(67)=安佐北区=が屋外に再現。「原爆一号」と呼ばれ、背中のケロイドをさらす清さんの写真や、初期の被爆者運動に尽くした夫妻の歩みをパネルで伝えている。館内には原爆ドームや折り鶴を題材にした美術作品などが並ぶ。
市民でつくる実行委員会が主催し、午前10時から午後4時まで。会期中は被爆者たちによる講演会や、原爆・平和に関する映像の上映会もある。生美さんと交流があった代表の出山ひさ子さん(52)=安佐南区=は「被爆者の思いを受け継ぎ、今できることをしていきたい」と話している。(山下美波)
(2024年8月24日朝刊掲載)
原爆ドームそばで夫妻が営んだバラック建ての土産物店を、美術家の原仲裕三さん(67)=安佐北区=が屋外に再現。「原爆一号」と呼ばれ、背中のケロイドをさらす清さんの写真や、初期の被爆者運動に尽くした夫妻の歩みをパネルで伝えている。館内には原爆ドームや折り鶴を題材にした美術作品などが並ぶ。
市民でつくる実行委員会が主催し、午前10時から午後4時まで。会期中は被爆者たちによる講演会や、原爆・平和に関する映像の上映会もある。生美さんと交流があった代表の出山ひさ子さん(52)=安佐南区=は「被爆者の思いを受け継ぎ、今できることをしていきたい」と話している。(山下美波)
(2024年8月24日朝刊掲載)