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容認撤回 岩国市に要求 市民団体「国の言い分を丸のみ」

 岩国市の福田良彦市長が米軍岩国基地に輸送機オスプレイなどが配備される計画を容認する意向を表明したことを巡り、基地の機能強化に反対する同市の市民団体「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」は28日、容認を撤回するよう市に求めた。

 同団体の桑原清共同代表(85)が市役所で石本英二基地政策担当部長に文書を手渡した。周辺住民への影響は大きくないとする市の判断について「国の言い分を丸のみし、追認しただけ」と批判。市民が意見をする機会もなかったとして「拙速だ」と指摘した。

 石本部長は、国に疑問点を質問して回答を検証し、市議会全員協議会で全議員に説明した上で表明したとして「拙速ではなく、撤回は考えていない」と説明。「国は独自に安全性を確認したと言っており、国の説明を信頼している」と述べた。(長久豪佑)

(2024年8月29日朝刊掲載)

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