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8・6前に慰霊碑清掃 福山で原爆被害者の会

■記者 伊藤敬子

 8月6日の広島原爆の日を前に、福山市原爆被害者の会(広中正樹会長)は26日、同市霞町の市中央公園内にある市原爆死没者慰霊碑などを清掃した。

 早朝から被爆者と被爆2世の16人が集まった。慰霊碑や千羽鶴を飾るガラスケース、隣接する市戦災死没者慰霊碑(母子三人像)に水をかけて、タオルで丁寧に磨き上げた。

 同会は4月、市内の沼隈町と駅家町の原爆被害者の会と合併。計73人が加わり、会員は793人になった。広中会長(69)は「被爆者の高齢化は進む。互いに支え合い、会の活動と平和を願う心を若い世代に引き継ぎたい」と話していた。

(2009年7月27日朝刊掲載)

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