広島県と呉市が3者協議 日鉄呉跡地 8月に非公開で
24年9月4日
呉市の日本製鉄(日鉄)瀬戸内製鉄所呉地区跡地の利活用を巡り、広島県は3日、県と呉市、日鉄が8月に実務者レベルの3者協議を開いたと明らかにした。日鉄側から既存施設の解体スケジュールなどの説明があったという。
県によると、8月2日に県庁で県商工労働局長と市産業部長、日鉄の担当者が非公開で協議した。県は「日鉄の社内の事項」などを理由に詳細を公表していない。今後も月1回のペースで開きたいとしている。
県と市は本年度、跡地の産業用地などへの利活用策を探る調査を進めている。県県内投資促進課は「利活用策の検討に必要な資料をしっかり求めたい」としている。
一方、防衛省は跡地に複合防衛拠点を整備したい考えで、調査費約5億円を2025年度予算の概算要求に盛り込んだ。今月6日に同省を含む4者で協議し、跡地への機能の配置案について中間報告を示すとみられる。(根石大輔)
(2024年9月4日朝刊掲載)
県によると、8月2日に県庁で県商工労働局長と市産業部長、日鉄の担当者が非公開で協議した。県は「日鉄の社内の事項」などを理由に詳細を公表していない。今後も月1回のペースで開きたいとしている。
県と市は本年度、跡地の産業用地などへの利活用策を探る調査を進めている。県県内投資促進課は「利活用策の検討に必要な資料をしっかり求めたい」としている。
一方、防衛省は跡地に複合防衛拠点を整備したい考えで、調査費約5億円を2025年度予算の概算要求に盛り込んだ。今月6日に同省を含む4者で協議し、跡地への機能の配置案について中間報告を示すとみられる。(根石大輔)
(2024年9月4日朝刊掲載)