平穏願い大仏形オブジェ 山口の洞春寺 ミニ大仏1300体飾る
24年9月7日
手作りのミニ大仏約1300体を飾った高さ6メートルの大仏形のオブジェ「令和の大仏」が山口市水の上町の洞春寺(とうしゅんじ)にお目見えした。新型コロナウイルス禍の2020年にアーティストたちが平穏を願って始めたプロジェクトで、本堂近くの境内に飾られている。
大仏形のオブジェは木の板を組み合わせた棚状になっており、布や紙を貼ったり色を塗ったりして装飾した高さ12センチのミニ大仏を並べている。今月4日に設置を終えた。境内は開放しており、見学は無料。
札幌市の僧侶兼アーティストの風間天心さん(45)と兵庫県尼崎市のアーティスト前田真治さん(48)が中心になり、コロナ禍の不安やふさいだ気持ちを紛らわせてもらえればと、全国各地でミニ大仏を作るワークショップを開いた。資金は、全国を巡りながらクラウドファンディング(CF)で集めた。
2人が仕事を通じて洞春寺の深野宗泉住職(53)と知り合い、同寺が最終的な安置場所となった。深野住職は「みんなの思いが昇華できる場になればいい」と願っていた。(江頭香暖)
(2024年9月7日朝刊掲載)
大仏形のオブジェは木の板を組み合わせた棚状になっており、布や紙を貼ったり色を塗ったりして装飾した高さ12センチのミニ大仏を並べている。今月4日に設置を終えた。境内は開放しており、見学は無料。
札幌市の僧侶兼アーティストの風間天心さん(45)と兵庫県尼崎市のアーティスト前田真治さん(48)が中心になり、コロナ禍の不安やふさいだ気持ちを紛らわせてもらえればと、全国各地でミニ大仏を作るワークショップを開いた。資金は、全国を巡りながらクラウドファンディング(CF)で集めた。
2人が仕事を通じて洞春寺の深野宗泉住職(53)と知り合い、同寺が最終的な安置場所となった。深野住職は「みんなの思いが昇華できる場になればいい」と願っていた。(江頭香暖)
(2024年9月7日朝刊掲載)