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本通りツインタワー 「ドームに配慮 形や色留意を」 広島市審議会答申案

 広島市中区の本通り商店街の再開発計画で、有識者たちの市景観審議会は9日、景観形成に関する答申案をまとめた。近くの原爆ドームからの眺望に配慮し、建設予定の高さ約185メートルのツインタワーの形や色に「特に留意」するよう地権者たちの準備組合に求めた。

 答申案は、原爆ドームとツインタワーが重なって見える地点からの景観を追加で検討するよう要請。夜景の見え方や日光の反射の影響も考えるよう注文する。

 計画は、本通3丁目地区市街地再開発準備組合が進めている。同じ高さの北棟と南棟に商業施設やオフィス、ホテル、住宅が入り、2033年度の開業を目指す。市は、高層ビルが市内のランドマークの一つになる一方、平和記念公園などから見える眺望との関係を整理しておく必要があるとして23年12月に審議会へ諮問した。

(2024年9月10日朝刊掲載)

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