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日米中高生 基地で交流 岩国 地域資源テーマにアイデア 外務省など主催 「言語超え考え理解」

 日米の中高生による交流イベントが7、8の両日、岩国市の米軍岩国基地内のペリーハイスクールであった。両国の31人が参加。基地周辺の市町の地域資源をテーマにしたグループディスカッションなどを通じて親交を深めた。(長久豪佑)

 市内の中高生15人と基地内の学校に通う16人が参加し、初日は自己紹介や英語を使ったゲームなどで交流した。2日目は5班に分かれて活動。地域資源を生かした新たな商品やサービスについて意見を出し合い、ポスターにまとめて発表した。

 参加者が仮装して走る「錦帯橋ハロウィーンマラソン」や、周防大島町のミカンをテーマにした遊び場づくりなど多彩な案が上がっていた。

 同市の由宇中3年福森彩里さん(14)は「文化や言語は違うけど、考えを理解し合えた時はうれしかった」と笑顔を見せた。基地内のペリーハイスクールに通うレイラ・スプリングスさん(16)は「普段の慣れた環境から一歩踏み出すことができてよかった」と喜んだ。

 イベントは外務省と米国防総省教育部が共催。基地周辺の住民と米軍関係者の相互理解を進めようと2020年度から企画している。横田(東京)や沖縄など国内の他の基地でも開いている。

(2024年9月10日朝刊掲載)

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