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　核兵器廃絶を目指す科学者らの国際組織「パグウォッシュ会議」（本部・イタリア）が２０２５年に広島市内で開く世界大会について、日本国内の関係者でつくる「日本パグウォッシュ会議」は１６日にオンラインで運営委員会を開き、開催日を来年１１月１日～５日にすると決めた。

　１２日にオーストリア・ウィーンであったパグウォッシュ会議の評議会で被爆８０年の広島開催が決定。これを受け、日本側で詳細を協議した。広島での開催は０５年以来２０年ぶり３回目。

　パグウォッシュ会議は東西冷戦下の１９５７年にノーベル物理学賞受賞者たちを中心に発足。原爆開発計画「マンハッタン計画」から途中で離脱後に反核運動に転じたジョゼフ・ロートブラット氏が会長だった９５年、同氏とともにノーベル平和賞を受賞した。（小林可奈）

（２０２４年９月１７日朝刊掲載）