×

ニュース

平和追求の努力誓う 尾道市が戦没者追悼式

 尾道市は17日、戦没者追悼式・平和祈念式典を市役所で開いた。尾道、因島、御調町、向島町、瀬戸田町の各遺族会と尾道地区原爆被害者の会の代表たち計約70人が参列した。

 御調町遺族会の安藤攻会長(81)が追悼の辞で「33歳の若さで国家のため、家族のためと信じて生涯を閉じたのですね」と戦死した父を追想。「今日の繁栄が先人の尊い犠牲の上に築かれたことを忘れず、子孫に語り継ぐ」と決意を述べた。

 平谷祐宏市長は「苦難に満ちた先人たちの歩みをあらためて振り返り、平和追求の努力を継続する」とあいさつ。参列者は黙とうし献花した。(森田晃司)

(2024年9月18日朝刊掲載)

年別アーカイブ