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欧州視察「大変有意義」 広島県議会委員会 2団長が報告

 7月下旬に欧州を訪れた広島県議計22人でつくる二つの視察団が17日、県議会全員委員会で視察内容を報告した。スイスと英国の視察団(7人)の宇田伸団長(自民議連、福山市)は「大変有意義だった」と強調した。費用は計3500万円以上の見込み。

 宇田氏は9日間の日程で核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第2回準備委員会や県主催のサイドイベントを傍聴したと説明。「核軍縮不拡散の厳しい状況を実感した。核兵器のない平和な世界の実現に注力する」と力を込めた。

 任期中に1人1回90万円を上限とする制度を使った視察団(15人)はスイスとリトアニア、オランダを10日間の日程で訪ねた。緒方直之団長(自民議連、広島市東区)は「新たな知見を得る貴重な機会だった」とし、欧州の企業支援策などを県の総合計画に反映させる考えを示した。(河野揚)

(2024年9月18日朝刊掲載)

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