被爆者の絵 展示入れ替え 原爆資料館 来年2月17日まで 新たに路面電車題材6点
24年9月20日
原爆資料館(広島市中区)は、被爆者が記憶を基に描いた原爆の絵の展示を入れ替えた。路面電車を題材にした6点を来年2月17日まで紹介する。
本館の一角に展示。電車の中から出てくる黒焦げの人や、車内で「黒い雨」をしのぐ様子が描かれている。横川新橋(現西区)付近で爆風により電車の架線に髪の毛が巻き付いて宙づりとなった女性の絵には「誰も触る人なし」との言葉が添えられている。
福岡市中央区から訪れたシンガー・ソングライター原口玲花さん(26)は「当時の光景が脳裏に焼き付いて離れないのが絵から伝わる。言葉よりもリアル」と話した。
資料館は被爆者が描いた約5千点の絵を所蔵。2019年の本館リニューアルを機に展示を始め、劣化を防ぐため半年ごとに入れ替えている。(野平慧一)
(2024年9月20日朝刊掲載)
本館の一角に展示。電車の中から出てくる黒焦げの人や、車内で「黒い雨」をしのぐ様子が描かれている。横川新橋(現西区)付近で爆風により電車の架線に髪の毛が巻き付いて宙づりとなった女性の絵には「誰も触る人なし」との言葉が添えられている。
福岡市中央区から訪れたシンガー・ソングライター原口玲花さん(26)は「当時の光景が脳裏に焼き付いて離れないのが絵から伝わる。言葉よりもリアル」と話した。
資料館は被爆者が描いた約5千点の絵を所蔵。2019年の本館リニューアルを機に展示を始め、劣化を防ぐため半年ごとに入れ替えている。(野平慧一)
(2024年9月20日朝刊掲載)