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平和の願い 筆に込める 福山 誠之館高書道部が大書

 誠之館高(福山市木之庄町)の書道部が21日、備後護国神社(同市丸之内)に平和の願いを込めた書を奉納した。同日の国連「国際平和デー」に合わせた取り組み。

 はかま姿の2年生9人が縦1メートル、横3・6メートルの紙に聖徳太子の十七条憲法の一節「以和為貴(和をもって貴しとなす)」と大書。1メートル四方の紙には「誠」と来年のえとの「巳(み)」と書き上げた。

 作品は来年1月から境内に展示する。岡田愛理部長(16)は「世界中の戦争がなくなるようにとの思いを込めた」。出雲谷優衣副部長(17)は「書を見て平和のためにできることを一人一人考えてほしい」と話した。

 国内外で平和活動に取り組む団体「和プロジェクトTAISHI」(名古屋市、宮本辰彦代表)が企画。毎年、全国の護国神社などで実施している。(江川裕介)

(2024年9月22日朝刊掲載)

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