広島市「表現の自由と厳粛さ調和検討」 8・6式典デモ アンケ結果を説明
24年9月26日
広島市は25日、8月6日の平和記念式典で参列者に尋ねた会場周辺でのデモ行進に関するアンケート結果を市議会総務委員会で説明した。来年の式典に向け、「表現の自由と厳粛な式典が調和した実効性のある対策を検討する」と強調した。
市は、式典中に拡声器の音が聞こえた人や悪影響を指摘する人が昨年より減ったアンケート結果などを報告。市職員の目視では、デモ行進の参加者が昨年より増え、拡声器は少なくとも9台が使われたとした。
また、今年から入場規制エリアを平和記念公園(中区)全体に広げ、従来原爆ドーム周辺に集う6団体のうち5団体が場所を変更。残る1団体が式典前日の午後9時からドーム前で座り込み、入場規制が始まった当日午前5時以降も公園外に移動せず、市と県警の退去要請などにも従わなかったと説明した。
市民局の村上慎一郎局長は「衝突事故などの発生は回避できたが、式典の厳粛な環境の下での開催には課題が残った。引き続きデモ実施団体と協議を重ねる」と述べた。(野平慧一)
(2024年9月26日朝刊掲載)
市は、式典中に拡声器の音が聞こえた人や悪影響を指摘する人が昨年より減ったアンケート結果などを報告。市職員の目視では、デモ行進の参加者が昨年より増え、拡声器は少なくとも9台が使われたとした。
また、今年から入場規制エリアを平和記念公園(中区)全体に広げ、従来原爆ドーム周辺に集う6団体のうち5団体が場所を変更。残る1団体が式典前日の午後9時からドーム前で座り込み、入場規制が始まった当日午前5時以降も公園外に移動せず、市と県警の退去要請などにも従わなかったと説明した。
市民局の村上慎一郎局長は「衝突事故などの発生は回避できたが、式典の厳粛な環境の下での開催には課題が残った。引き続きデモ実施団体と協議を重ねる」と述べた。(野平慧一)
(2024年9月26日朝刊掲載)