米軍に環境調査要求を PFAS問題巡り東広島市要望 中国四国防衛局へ 弾薬庫内
24年10月2日
東広島市内の瀬野川水系周辺で国の暫定指針値を超える有機フッ素化合物(PFAS)が検出されている問題で、米軍が過去に同市の川上弾薬庫でPFASを含む泡消火剤を使用していたと認めたのを受け、市は1日、弾薬庫内での環境調査などを米側に働きかけるよう求める要望書を中国四国防衛局に提出したと発表した。
高垣広徳市長が9月30日に広島市中区の同局を訪れ、有賀元宏・企画部長に要望書を手渡した。要望書ではPFASを含む泡消火剤に関し、使用した時期や場所、放出量、訓練や点検での漏出の有無などの調査と公表、弾薬庫内の水質と土壌調査といった環境調査の実施と数値の公表、汚染源が弾薬庫内だった場合の対応方針の公表を求めている。
米側は9月、当初は使用歴はないとしていた説明を翻し、1991~2009年の間、PFASを含む泡消火剤を消防車の点検や訓練で使っていたなどと県と市に回答していた。(石井雄一)
(2024年10月2日朝刊掲載)
高垣広徳市長が9月30日に広島市中区の同局を訪れ、有賀元宏・企画部長に要望書を手渡した。要望書ではPFASを含む泡消火剤に関し、使用した時期や場所、放出量、訓練や点検での漏出の有無などの調査と公表、弾薬庫内の水質と土壌調査といった環境調査の実施と数値の公表、汚染源が弾薬庫内だった場合の対応方針の公表を求めている。
米側は9月、当初は使用歴はないとしていた説明を翻し、1991~2009年の間、PFASを含む泡消火剤を消防車の点検や訓練で使っていたなどと県と市に回答していた。(石井雄一)
(2024年10月2日朝刊掲載)