ガザ犠牲者 広島で追悼 戦闘1年で集会
24年10月8日
パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから1年となった7日、広島市中区の原爆ドーム前で犠牲者を悼む集会があった。市民たち約20人が参加し、被爆地から早期停戦を訴えた。
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祭壇に花束やろうそくに加え、ガザの食料不足を踏まえてパン、水を供えた。地面にはガザの写真パネルなどを並べ、4万人を超すガザ側の死者を追悼。マイクを通じ「虐殺にノー」「一刻も早い停戦を」などと声を上げた。
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ユダヤ系米国人で、曽祖父母がホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)で亡くなった広島市立大大学院生レベッカマリア・ゴールドシュミットさん(37)は「1年間、同じメッセージを訴え続けなければならなかった。人権が踏みにじられている人たちと共にある」と語った。
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集会は昨年10月からドーム前で毎日、抗議活動をしている市民団体「広島パレスチナともしび連帯共同体」が呼びかけた。(下高充生)
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(2024年10月8日朝刊掲載)