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岩国基地オスプレイ配備計画 安全対策徹底 要請へ 広島の5市町 国に

 廿日市市、三次市、江田島市、広島県安芸太田町、北広島町の5市町は10日、米軍岩国基地(岩国市)に輸送機オスプレイが年内に配備される計画を巡り、住宅地での低空飛行を絶対にさせないことなどを国に要請する方針を決めた。

 5市町は米軍機の飛行訓練空域にあるとされ、この日、それぞれの副市長や副町長ら14人が廿日市市役所で意見交換。冒頭を除き非公開の会合でオスプレイについて、安全対策を徹底させるほか、機体数や飛行ルート、安全性に関する情報を米軍から聞き出し、提供するよう国に求めることを確認したという。

 米軍機の低空飛行訓練の騒音被害の件数も報告。全体的に増加傾向にあり、北広島町では音の大きさに小学生がパニックになった事例もあったという。

 5市町は、騒音被害の実態把握なども含め11月末にも防衛省と外務省に要請書を提出する方針。廿日市市の村上雅信副市長は「米軍に応えてもらえるよう強い思いで伝える」と述べた。(八百村耕平)

(2024年10月11日朝刊掲載)

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