戦時中に中国から連行 強制労働と被爆 実態は 19日中区 于瑞雪さんの生涯たどる
24年10月11日
戦時中に中国から強制連行され、被爆した于瑞雪(うずいせつ)さん(1925~95年)の生涯を振り返る集会が19日午後2時から、広島市中区の広島弁護士会館である。遺族も参加し、過酷な労働を強いられた上に原爆の被害に遭った苦難を伝える。
主催する市民団体「広島安野・中国人被害者を追悼し歴史事実を継承する会」によると、于さんは44年に中国・青島から強制連行され、安芸太田町の安野発電所の建設工事に従事した。中国人の間のトラブルで広島刑務所に収監中、被爆して負傷。終戦後に帰国した。
集会では、中国から来日する娘2人の証言や映像で、于さんの被爆体験や労働実態などを紹介。会の川原洋子事務局長(74)は「強制労働や労働者の被爆の歴史を知ってほしい」と呼びかける。参加費500円。20日午後1時半から同町で労働者を悼む集いも開く。送迎が必要な人は申し込みが必要で定員20人。事務局☎080(3880)8340。(下高充生)
(2024年10月11日朝刊掲載)
主催する市民団体「広島安野・中国人被害者を追悼し歴史事実を継承する会」によると、于さんは44年に中国・青島から強制連行され、安芸太田町の安野発電所の建設工事に従事した。中国人の間のトラブルで広島刑務所に収監中、被爆して負傷。終戦後に帰国した。
集会では、中国から来日する娘2人の証言や映像で、于さんの被爆体験や労働実態などを紹介。会の川原洋子事務局長(74)は「強制労働や労働者の被爆の歴史を知ってほしい」と呼びかける。参加費500円。20日午後1時半から同町で労働者を悼む集いも開く。送迎が必要な人は申し込みが必要で定員20人。事務局☎080(3880)8340。(下高充生)
(2024年10月11日朝刊掲載)