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　竹原市の海外派遣研修事業で米ハワイ州に滞在した市内の中学３年生７人による報告会が、市役所であり、学びの手応えを伝えた。

　研修は８月１５～２１日にオアフ島であり、生徒は戦艦ミズーリ記念館やハワイ大を訪問。報告会で生徒は、ホームステイ先の家族との交流を挙げて「英語で話す楽しさを知った」などと強調した。現地の中学校では日本について英語で発表し、日本舞踊や方言を紹介。太平洋戦争での両国の被害にも触れ、平和への思いを共有したという。

　報告を聞いた今栄敏彦市長は「経験を同級生や後輩に伝えてほしい」と期待。中学３年に当たる義務教育学校・忠海学園９年の石内健晴さん（１４）は「価値観や文化の違いを感じられた。国際関係の仕事に興味があり、経験を生かしたい」と誓った。（渡部公揮）

（２０２４年１０月１２日朝刊掲載）