平和と音楽 響け多様性 19・20日 中区で 「広島じゃズ」 フェス 実行委員長のジャズピアニスト大林さんに聞く
24年10月13日
広島市中区のひろしまゲートパークで19、20の両日にある屋外音楽フェスティバル「広島じゃズ~Peace&Music」(中国新聞社などでつくる実行委員会主催)。実行委員長でジャズピアニスト大林武司さん(37)=広島市西区出身=に、街中で開催する狙いや意気込みを聞いた。(堀晋也)
―広島でジャズフェスを開くのはなぜですか。
ジャズに携わり始めた18歳の頃から広島市内であればいいのにと思っていた。ジャズは演奏環境からインスピレーションを得て発展する。熱気にあふれていた旧広島市民球場跡地は、原爆ドームを臨みながら平和について考えられる。楽しい時間を過ごせるし、気づきもあるのではないか。
―「平和と音楽」を副題に据えた狙いは。
国内外からミュージシャンを招く。住む場所、年齢、人種、性別を超えて良い音楽がつくれると示したい。ジャズは、一人一人が主体性を持ちながらも協調して成り立つ。平和を実現する上で大切なコミュニケーションや他者を受け入れる多様性といった共通点がある。
―見どころは。
初日は広島にゆかりのあるミュージシャンを中心に社会人や学生バンドなどさまざまなジャンルを楽しめる。2日目は、サックスかトランペットが、ピアノ、ベース、ドラムの3人と組むジャズ王道のクインテットばかり。最後のビッグバンドは、観客だけでなく出演者も刺激になる。
―ジャズを知らない人も楽しめますか。
生演奏は予測不能で、演奏者全員が主役だから誰を見ても楽しめる。この場所で広島東洋カープにしたように、演奏者にもガンガン声援を送ってほしい。それでジャズは育ってかっこよくなる。
おおばやし・たけし
広島音楽高(広島市西区、閉校)を卒業後、東京でジャズを本格的に始めた。2007年に渡米し、11年バークリー音楽院卒。ニューヨークを拠点に活動する。
(2024年10月13日朝刊掲載)
―広島でジャズフェスを開くのはなぜですか。
ジャズに携わり始めた18歳の頃から広島市内であればいいのにと思っていた。ジャズは演奏環境からインスピレーションを得て発展する。熱気にあふれていた旧広島市民球場跡地は、原爆ドームを臨みながら平和について考えられる。楽しい時間を過ごせるし、気づきもあるのではないか。
―「平和と音楽」を副題に据えた狙いは。
国内外からミュージシャンを招く。住む場所、年齢、人種、性別を超えて良い音楽がつくれると示したい。ジャズは、一人一人が主体性を持ちながらも協調して成り立つ。平和を実現する上で大切なコミュニケーションや他者を受け入れる多様性といった共通点がある。
―見どころは。
初日は広島にゆかりのあるミュージシャンを中心に社会人や学生バンドなどさまざまなジャンルを楽しめる。2日目は、サックスかトランペットが、ピアノ、ベース、ドラムの3人と組むジャズ王道のクインテットばかり。最後のビッグバンドは、観客だけでなく出演者も刺激になる。
―ジャズを知らない人も楽しめますか。
生演奏は予測不能で、演奏者全員が主役だから誰を見ても楽しめる。この場所で広島東洋カープにしたように、演奏者にもガンガン声援を送ってほしい。それでジャズは育ってかっこよくなる。
おおばやし・たけし
広島音楽高(広島市西区、閉校)を卒業後、東京でジャズを本格的に始めた。2007年に渡米し、11年バークリー音楽院卒。ニューヨークを拠点に活動する。
(2024年10月13日朝刊掲載)