2月開催 被爆80年国際フォーラム 首相らの招待計画 核兵器をなくす日本キャンペーン
24年10月17日
一般社団法人「核兵器をなくす日本キャンペーン」は15日夜、広島市中区で記者会見を開いた。日本政府に2030年までに核兵器禁止条約へ加盟するよう求めており、25年2月に東京都内で開く被爆80年の国際フォーラムに首相たちハイレベルの政府関係者を招待する計画を明らかにした。日本被団協のノーベル平和賞受賞決定を受け、実現に期待を寄せた。
オンラインで出席した法人の専務理事で、非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))の川崎哲(あきら)・国際運営委員(55)は「フォーラムを東京で開くのは国会議員にきちんと議論してもらうためだ」と説明。首相や各政党の党首クラスの出席を望んだ。
フォーラムは2月8、9日に渋谷区の聖心女子大で開催。国内外の核問題の専門家や核実験被害者、市民たちの参加を見込み、3月にある禁止条約の第3回締約国会議への提言をまとめる。法人の広島コーディネーター田中美穂さん(30)は「平和賞が『おめでとう』で終わるのを懸念している」とし、一人一人が自分ごととして取り組む必要があると指摘した。(下高充生)
(2024年10月17日朝刊掲載)
オンラインで出席した法人の専務理事で、非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))の川崎哲(あきら)・国際運営委員(55)は「フォーラムを東京で開くのは国会議員にきちんと議論してもらうためだ」と説明。首相や各政党の党首クラスの出席を望んだ。
フォーラムは2月8、9日に渋谷区の聖心女子大で開催。国内外の核問題の専門家や核実験被害者、市民たちの参加を見込み、3月にある禁止条約の第3回締約国会議への提言をまとめる。法人の広島コーディネーター田中美穂さん(30)は「平和賞が『おめでとう』で終わるのを懸念している」とし、一人一人が自分ごととして取り組む必要があると指摘した。(下高充生)
(2024年10月17日朝刊掲載)