韓国の高校生 慰霊碑訪問 平和公園「核のない世界を」
24年10月23日
韓国・仁川広域市のミチュホル外国語高の生徒が22日、修学旅行で広島市中区の平和記念公園内にある韓国人原爆犠牲者慰霊碑を初めて訪れた。昨年5月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)の会期中に尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が訪問したのがきっかけ。原爆ドームや原爆資料館も見学し、平和への思いを新たにした。
訪れたのは日本語学科の1年生44人。碑前で代表の李埈敍(イ・ジュンソ)さん(16)が「犠牲が無駄にならないよう、私たち全員が平和な世界を築く」と宣言し、全員で黙とうをささげた。
同高は東広島市の賀茂高の姉妹校で、日本語学科の生徒は例年、賀茂高を訪れ交流してきた。昨年の尹大統領の訪問で韓国人慰霊碑を知り、今回から行程に組み込んだ。
生徒の一人、呉智秀(オ・ジス)さん(16)は「慰霊碑を見て、多くの韓国人が原爆で亡くなったことや核の残虐性をあらためて感じた。北朝鮮が核を持っているが、核のない世界にしたい」と話した。(岸慶太)
(2024年10月23日朝刊掲載)
訪れたのは日本語学科の1年生44人。碑前で代表の李埈敍(イ・ジュンソ)さん(16)が「犠牲が無駄にならないよう、私たち全員が平和な世界を築く」と宣言し、全員で黙とうをささげた。
同高は東広島市の賀茂高の姉妹校で、日本語学科の生徒は例年、賀茂高を訪れ交流してきた。昨年の尹大統領の訪問で韓国人慰霊碑を知り、今回から行程に組み込んだ。
生徒の一人、呉智秀(オ・ジス)さん(16)は「慰霊碑を見て、多くの韓国人が原爆で亡くなったことや核の残虐性をあらためて感じた。北朝鮮が核を持っているが、核のない世界にしたい」と話した。(岸慶太)
(2024年10月23日朝刊掲載)