日米共同演習を岩国基地で公開 護衛艦に弾薬搭載を想定
24年10月30日
岩国市の米軍岩国基地で29日、日米共同統合演習「キーン・ソード」の一部が報道陣に公開された。基地の岸壁に海上自衛隊呉基地(呉市)を母港とする護衛艦いなづまを係留させ、模擬の弾薬を搭載する補給訓練をした。自衛隊施設が使えない場合を想定したという。
海自はこの日、呉弾薬整備補給所(江田島市)から弾薬の格納容器を岩国基地へトラックで陸上輸送。岩国基地の米海軍と米海兵隊の協力の下、クレーンを使っていなづまの発射装置に搭載した。同補給所が有事に攻撃を受けるなどした場合に、米軍施設を使えるかどうかを検証する狙いがあるという。
米軍岩国基地のリチャード・ラスノック司令官は「演習によって即応体制を確立することができ、敵となるような勢力への抑止力になる」と話した。
演習は23日~11月1日に全国の自衛隊、米軍の施設や空域で実施されている。岩国基地では、陸上自衛隊と米海兵隊が協力して基地を警備する訓練なども実施されている。(長久豪佑)
(2024年10月30日朝刊掲載)
海自はこの日、呉弾薬整備補給所(江田島市)から弾薬の格納容器を岩国基地へトラックで陸上輸送。岩国基地の米海軍と米海兵隊の協力の下、クレーンを使っていなづまの発射装置に搭載した。同補給所が有事に攻撃を受けるなどした場合に、米軍施設を使えるかどうかを検証する狙いがあるという。
米軍岩国基地のリチャード・ラスノック司令官は「演習によって即応体制を確立することができ、敵となるような勢力への抑止力になる」と話した。
演習は23日~11月1日に全国の自衛隊、米軍の施設や空域で実施されている。岩国基地では、陸上自衛隊と米海兵隊が協力して基地を警備する訓練なども実施されている。(長久豪佑)
(2024年10月30日朝刊掲載)