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文化の日 音楽が紡ぐ平和 広島 中高生らが被爆ピアノ演奏

 広島市中区の平和記念公園内の被爆建物レストハウスで3日、被爆ピアノの演奏会があった。今夏の中国ユース音楽コンクールで最優秀賞を受けた中高校生たちが奏で、約100人を魅了した。

 広島国際学院中3年前川怜吾(りょうご)さん(15)、呉宮原高3年槙野々子さん(18)、広島学院高2年永田怜さん(17)が、19歳で被爆死した河本明子さんの遺品のピアノを演奏。モーツアルトやショパンの楽曲を披露した。エリザベト音楽大(中区)の学生は、河本さんを題材にしたアンサンブルと朗読を合わせた作品を上演した。

 中国新聞社の主催。被爆建物のパネル展示も12月20日まである。今月7日には旧日本銀行広島支店(中区)で被爆バイオリンの演奏会を開く。(山下美波)

(2024年11月5日朝刊掲載)

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