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ヒロシマ・ナガサキ議定書 アートで訴え 広島で2、5日

■記者 東海右佐衛門直柄

 2020年までの核兵器廃絶の道筋を示す「ヒロシマ・ナガサキ議定書」をテーマにしたライブペインティングが8月2日午後7時半、広島市中区の平和記念公園である。イラストレーター黒田征太郎さん(70)=北九州市=が議定書をイメージし、約1時間でイラスト30枚を描く。

 平和市長会議(会長・秋葉忠利広島市長)が提唱する議定書への関心を高めるのが狙い。黒田さんは、原爆ドーム対岸にある元安川親水護岸で三味線やしの笛の演奏に合わせ、縦約70センチ、横約50センチの紙に即興でイラストを描く。作品はその場で販売もする。

 議定書の普及を目指す広島の市民運動「YES!キャンペーン」の実行委(延本真栄子事務局長)が主催。

 黒田さんは議定書をイメージした絵本の制作も進めており、8月5日午後7時半、元安川水面に絵本のイラストを投影する。キャンペーンの一環として、NPO法人「公共空間活用推進プロジェクト」(中区)が企画する。

(2009年7月29日朝刊掲載)

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