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[被団協ノーベル平和賞] 小倉さん、被爆証言へ オスロで授賞式翌日

 日本被団協へのノーベル平和賞授賞式翌日の12月11日にノルウェー・オスロである核軍縮などについて議論する「ノーベル平和賞フォーラム」で、広島の被爆者、小倉桂子さん(87)=広島市中区=が証言することが7日、分かった。ノーベル賞委員会が公式サイトで明らかにした。

 小倉さんは8歳の時に爆心地から2・4キロの牛田町(現東区)の自宅近くで被爆した。これまで国内外で英語で証言を続け、昨年5月に広島市で開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)では各国の首脳たちと対面し、核兵器なき世界への願いを直接伝えた。

 フォーラムには、長崎で被爆した朝長万左男さん(81)も出席する。医師として被爆者医療・研究に長く携わってきた。

 2017年にノーベル平和賞を受賞した非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))のメリッサ・パーク事務局長らも出席。核戦争のリスクを軽減するための戦略などを議論する。(下高充生)

(2024年11月8日朝刊掲載)

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