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オスプレイ配備 4機か 今月中下旬 米軍岩国基地へ

 米海軍の空母艦載機の機種更新に伴い米軍岩国基地(岩国市)にオスプレイが配備される計画で、4機程度が今月中下旬に岩国基地に到着することが分かった。併せて戦闘機の一部に代わり、ステルス戦闘機F35C14機程度も配備される。オスプレイの岩国基地配備は初めてとなる。

 岩国市の福田良彦市長が10日、洋上の原子力空母ジョージ・ワシントンを視察し、艦載機について説明を受けた。視察後、同市に戻った福田市長が報道陣の取材に答え、配備機数などを明らかにした。海軍のオスプレイとF35Cはともに国内で初の配備となるが、機数や時期は明らかになっていなかった。

 配備予定のオスプレイに乗って空母に向かった福田市長は「軍用機なので乗り心地が良いものではなかったが、国の説明通り、安全性に問題はないと感じた」と述べた。空母の航空団司令官に対し、騒音軽減や基地周辺の生活環境に配慮し、航空機の安全な運用をするよう求めたという。

 福田市長は8月、岩国基地にオスプレイなどが配備される計画について容認する考えを表明していた。一方、オスプレイは開発段階から事故が相次ぎ、岩国市内の市民団体などから配備に反対する声が上がっている。(大平健幹)

(2024年11月12日朝刊掲載)

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