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母視察「軽率」と抗議 岩国市長に市民団体が要請書

 米海軍の空母艦載機の機種更新に伴い米軍岩国基地(岩国市)にオスプレイが配備される計画を巡り、岩国市の市民団体「住民投票を力にする会」は12日、福田良彦市長が10日にオスプレイに乗って太平洋上の空母を視察したことに抗議する要請書を市に提出した。

 市民団体代表の松田一志市議(共産党市議団)が、市役所で石本英二基地政策担当部長に文書を手渡した。「機体の安全性に疑問を持つ市民への配慮に欠ける行動だ」と指摘。一連の視察は空母をお披露目するイベント的な要素が強かったとし「軽率だ」と主張した。

 石本部長は、視察時に空母の航空団司令官らに面会できることから「直接、周辺住民の生活環境に配慮した運用をお願いする目的で参加した」と応じた。司令官側からは「オスプレイが危険であれば大事なスタッフを乗せるわけがない」などと説明を受けたという。(長久豪佑)

(2024年11月13日朝刊掲載)

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