被爆の実態 広島で「学びを」 ICANアカデミー 14ヵ国・地域の20人で開始
24年11月14日
広島県と非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))は13日、核兵器や安全保障に関する講座「ICANアカデミー」の広島セッションを広島市中区で始めた。16日まで4日間の日程で、米国やウクライナなど14カ国・地域の若者20人が参加。被爆者との交流などを通じて、原爆被害の実態を学ぶ。
開会行事では、ICANの川崎哲(あきら)国際運営委員が日本被団協へのノーベル平和賞授与決定に触れ「被爆者と対話できる最後の世代。それぞれ異なる体験や記憶をしっかり吸収してほしい」と呼びかけた。参加者はその後、原爆資料館(中区)を見学するなどした。
英国の大学院生バーリー・ガッジェンさん(23)は「被爆地を訪れることはとても大切。被爆者の証言を聴き、学びを得たい」と意気込んだ。
ICANアカデミーは2019年に始まり、6回目。今回の参加者は先月、オンラインで核兵器や安全保障について学んだ。広島では外国人被爆者についての講義なども受ける。(小林可奈)
(2024年11月14日朝刊掲載)
開会行事では、ICANの川崎哲(あきら)国際運営委員が日本被団協へのノーベル平和賞授与決定に触れ「被爆者と対話できる最後の世代。それぞれ異なる体験や記憶をしっかり吸収してほしい」と呼びかけた。参加者はその後、原爆資料館(中区)を見学するなどした。
英国の大学院生バーリー・ガッジェンさん(23)は「被爆地を訪れることはとても大切。被爆者の証言を聴き、学びを得たい」と意気込んだ。
ICANアカデミーは2019年に始まり、6回目。今回の参加者は先月、オンラインで核兵器や安全保障について学んだ。広島では外国人被爆者についての講義なども受ける。(小林可奈)
(2024年11月14日朝刊掲載)