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大阪万博出展の広島県ブース 「原爆の破壊と復興」がテーマ

 広島県は2025年の大阪・関西万博に出展するブースのコンセプトを「原爆による破壊と復興」にすると決めた。8月6日の「原爆の日」前後に計5日間設け、平和都市として発展した現在の姿を国内外の観光客にアピールする。

 展示では原爆で壊滅した広島の街が戦後を経て平和を象徴する都市に生まれ変わるまでのストーリーを伝える。また、県内の農水産物や食文化の魅力も発信する。

 県は今年9月、公募型プロポーザルで運営事業者に、展示会など企画の博展(東京)を選定。同社の提案に基づいて計画を作り、具体的な展示内容を決めるという。事業費は4800万円。

 万博は25年4~10月、大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)であり、県の出展期間は8月5~9日を予定している。県観光課は「多くの人が広島に行ってみたいと思えるブースにしたい」としている。(根石大輔)

(2024年11月15日朝刊掲載)

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