被団協ノーベル賞受賞祝おう 平和訴え 笠岡に記念看板 被爆者団体などが設置準備
24年11月16日
日本被団協のノーベル平和賞受賞を受け、県原爆被爆者会笠岡支部(笠岡市原爆被爆者会)と市非核平和都市宣言啓発実行委員会は、記念の看板を「かさおか平和のひろば」に近く設置する。笠岡から受賞を祝福し、平和と核兵器廃絶に向けた運動の大切さを発信する。(谷本和久)
看板は横180センチ、縦60センチのアルミ複合板。「日本被団協 ノーベル平和賞受賞」とPRし、笠岡の2団体名を連ねる。国道2号沿いの広場にある、平和祈念モニュメントと原爆被爆60周年記念碑の間付近に設置する。
同支部長と同実行委員長を務める上小城(かみこじょう)昌昭さん(84)=城見台=が、笠岡市からも日本被団協の平和賞受賞への祝意を看板設置で示そうと、知人に製作を頼んだ。費用は約5万円で、ノルウェーで12月10日に開かれるノーベル平和賞授賞式に向けて作業が進んでいる。
笠岡市原爆被爆者会は1960年に発足し、99年に市有地の広場としての使用許可を得た。2001年8月6日から市などが加わる実行委員会形式で、「市原爆死没者鎮魂式・平和祈念の集い」を開いている。
上小城さんは、1956年の結成から被爆体験の証言や核兵器廃絶への取り組みを続ける日本被団協について「長年の活動に敬意を表したい。受賞は笠岡にも勇気をもたらす」と評価。自らも祖父を捜して広島に入り被爆した経験から「看板を象徴とし、笠岡でも次世代に原爆の悲惨さや平和の尊さを訴えていかないといけない」と話した。
(2024年11月16日朝刊掲載)
看板は横180センチ、縦60センチのアルミ複合板。「日本被団協 ノーベル平和賞受賞」とPRし、笠岡の2団体名を連ねる。国道2号沿いの広場にある、平和祈念モニュメントと原爆被爆60周年記念碑の間付近に設置する。
同支部長と同実行委員長を務める上小城(かみこじょう)昌昭さん(84)=城見台=が、笠岡市からも日本被団協の平和賞受賞への祝意を看板設置で示そうと、知人に製作を頼んだ。費用は約5万円で、ノルウェーで12月10日に開かれるノーベル平和賞授賞式に向けて作業が進んでいる。
笠岡市原爆被爆者会は1960年に発足し、99年に市有地の広場としての使用許可を得た。2001年8月6日から市などが加わる実行委員会形式で、「市原爆死没者鎮魂式・平和祈念の集い」を開いている。
上小城さんは、1956年の結成から被爆体験の証言や核兵器廃絶への取り組みを続ける日本被団協について「長年の活動に敬意を表したい。受賞は笠岡にも勇気をもたらす」と評価。自らも祖父を捜して広島に入り被爆した経験から「看板を象徴とし、笠岡でも次世代に原爆の悲惨さや平和の尊さを訴えていかないといけない」と話した。
(2024年11月16日朝刊掲載)