NPT準備委議長が献花 原爆慰霊碑「平和は育むべき」
24年11月22日
来年春に米ニューヨークである核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第3回準備委員会を前に、議長を務めるガーナのハロルド・アジュマン国連常駐代表が21日、広島市中区の平和記念公園を訪れた。再検討会議が2015、22年と2回続けて決裂しており、松井一実市長との面会で「会議に向けた強固な基盤を築けるよう努力する」と強調した。
アジュマン氏は石田芳文館長の案内で原爆資料館を見学。広島の街並みが破壊された様子をCGで伝える「ホワイトパノラマ」などに見入った。原爆慰霊碑には花輪を手向け、頭を下げた。
松井市長とは市役所で会い、世界で軍事的な緊張が高まり、核兵器の近代化が進んでいるとの懸念を表明。「平和は待っていて訪れるものではなく、育むべきであると固く信じている」と述べた。16~23日の日程で来日しており、外務省や長崎市も訪問した。(下高充生)
(2024年11月22日朝刊掲載)
アジュマン氏は石田芳文館長の案内で原爆資料館を見学。広島の街並みが破壊された様子をCGで伝える「ホワイトパノラマ」などに見入った。原爆慰霊碑には花輪を手向け、頭を下げた。
松井市長とは市役所で会い、世界で軍事的な緊張が高まり、核兵器の近代化が進んでいるとの懸念を表明。「平和は待っていて訪れるものではなく、育むべきであると固く信じている」と述べた。16~23日の日程で来日しており、外務省や長崎市も訪問した。(下高充生)
(2024年11月22日朝刊掲載)