[被団協ノーベル平和賞] 広島県被団協や市民団体現地へ 授賞式に合わせ56人
24年11月23日
12月10日にノルウェー・オスロである日本被団協へのノーベル平和賞授賞式に合わせ、広島県被団協の佐久間邦彦理事長(80)たち被爆者や市民団体メンバーの計56人も現地を訪れる。被爆証言などを通じ、核兵器廃絶への願いを伝える。
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日本原水協と非政府組織(NGO)ピースボート(東京)が企画した。8日に到着する予定で、原爆投下後に降った「黒い雨」を浴びた広島市西区の森川高明さん(85)や、広島原爆で被爆した山口市原爆被害者の会の永野和代会長(80)=山口市=も加わる。
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現地の平和団体が開くイベントなどで原爆投下後の惨状を話す。授賞式はパブリックビューイング(PV)で見届ける。日本被団協の業績をたたえる式典後の行列には加わる。佐久間理事長は「現地に行けない他の被爆者の声も聞き、核兵器のない世界を願うわれわれの思いを伝えられる内容を考えたい」と話す。
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また、広島市と広島平和文化センターは10日午後9時に始まる授賞式のPVを原爆資料館(中区)で開く。被爆者や一般市民の参加を想定。詳細が決まり次第、市のホームページなどで告知する。(宮野史康、下高充生、野平慧一)
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(2024年11月23日朝刊掲載)