×

ニュース

「自分の平和」ポスターに描く 南区 大州小6年 自然や祭り題材

 日本を代表するデザイナーたちが毎年制作する「ヒロシマ・アピールズ」ポスターから着想を得て、自分の平和ポスターを描く平和学習が22日、広島市南区の大州小であった。6年生55人が広島の自然や祭りを題材に、思い思いに描いた。

 日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)広島地区の川原芳夫幹事たちからアドバイスを受け、被爆後の焼け野原に咲いて市民を元気づけたカンナの絵や、「核兵器が無くなってほしい」という文字を色鉛筆などで書き込んでいった。

 ジグソーパズルのピースの絵で「平和(ピース)」を表現した永易篤さん(12)は「どんな形や色を使って自分が思う平和を表せばいいか最初は悩んだ。描き始めると楽しい」と笑顔を見せた。

 川原さんによると、ポスターは来年2月までにクラスごとに製本して児童一人一人に渡すほか、市内の図書館などにも贈る予定。 (頼金育美)

(2024年11月23日朝刊掲載)

年別アーカイブ