[被団協ノーベル平和賞] 銅板の折り鶴 オスロに 広島みらい創生高 生徒と教員作製 授賞式出席の箕牧さんに託す
24年11月28日
広島みらい創生高(広島市中区)の生徒と教員が27日、銅板で作った折り鶴をノーベル平和賞の受賞が決まった日本被団協の代表委員で県被団協の箕牧(みまき)智之理事長に託した。箕牧さんは12月10日の授賞式出席のため訪れるノルウェー・オスロに持参し、ノーベル賞委員会のフリードネス委員長たちに贈る考え。
折り鶴は9センチ四方、厚さ0・1ミリの銅板を折り曲げたり畳んだりして成形。4年桒元陽(はる)さん(21)と3年白井翔希さん(18)が磨いた。合わせて業者に金、銀のメッキ加工を依頼。金銀銅各1個ずつの5セットを用意した。
校内で箕牧さんに渡した桒元さんは「手に取った人が被爆など広島の歴史を考えてほしい」、白井さんは「今起きている戦争が終わる方向に進んでほしい」と願った。
担当した沢田和則教諭が市立工業高に在籍中、銅板の折り鶴を生徒と作って箕牧さんに贈った縁があった。箕牧さんは「高校生が心を込めた平和のシンボルと伝えてきたい」と話した。(下高充生)
(2024年11月28日朝刊掲載)
折り鶴は9センチ四方、厚さ0・1ミリの銅板を折り曲げたり畳んだりして成形。4年桒元陽(はる)さん(21)と3年白井翔希さん(18)が磨いた。合わせて業者に金、銀のメッキ加工を依頼。金銀銅各1個ずつの5セットを用意した。
校内で箕牧さんに渡した桒元さんは「手に取った人が被爆など広島の歴史を考えてほしい」、白井さんは「今起きている戦争が終わる方向に進んでほしい」と願った。
担当した沢田和則教諭が市立工業高に在籍中、銅板の折り鶴を生徒と作って箕牧さんに贈った縁があった。箕牧さんは「高校生が心を込めた平和のシンボルと伝えてきたい」と話した。(下高充生)
(2024年11月28日朝刊掲載)